本当に怖いヒートショック

格別に暑かった今年の夏も終えようとしています、これから冬を迎えるにあたりヒートショックという言葉は知っていますか?ヒートショックとは入浴中におこる死亡事故の事です。日本で毎年1万人以上がヒートショックで亡くなっており昨今では重大な社会問題となっています。毎年秋ごろよりヒートショックに注意の警笛がならされるべく新聞他各メディアで話題になっています。お風呂ではなくTYLOサウナに入浴することでこの死亡事故を防ぐことが出来るかもしれません。(TOP写真は各社新聞のヒートショックの記事です)

まずはヒートショックのメカニズムから説明したいと思います。

熱い湯船に入浴した時にブルッブルッと寒気を感じたことは無いでしょうか?

冬場にお風呂に入るとき、暖房が効いた部屋から暖房の効いていない脱衣室にいくと体温を調節する為に血管が収縮し血圧が上がります、そして裸で浴室内に入ると寒さによりさらに血圧が上昇します、そして湯船の熱いお湯につかると血管が広がり血圧が一気に乱降下し意識障害や心筋梗塞を招くのです。入浴中の急死のほぼ半数が毎年12~2月月の冬場の3ヶ月の間に起きていて、亡くなっているのは65歳以上が90%をしめると厚生労働省が発表しています。

ヒートショックを引き起こす大きな要因はまず日本の住宅性能(気密断熱)が低い事が一番の原因です。入浴の習慣が特有なのも起因しますが日本で毎年1万人以上の方が浴室事故で亡くなっているのです。ちなみに日本の交通事故死者数が年間4~5千人なのでヒートショック(浴室事故)がどのくらい深刻な状態にあるかお分かり頂けると思います。

水と空気では熱の量が違うために皮膚に伝わる熱の伝導速度が大きく異なります、同じ質量で比較すると水の方が圧倒的に多くの熱を持っています、90℃のお湯に触れるとヤケドしてしまいますが90℃のサウナに入るとヤケドしないのはこのような理由からです。空気(サウナ)の場合は体(血圧の乱降下)に与える負担が湯船につかる事に比べると格段にやさしい入浴の方法となるのです。

サウナと言っても90℃の息が苦しくなるようなドライサウナだけではありません、TYLOサウナはスチームサウナもあれば温度を下げたソフトサウナも選択可能です、ヒートショックを防げるどころか車いすのまま入浴ができるので介護入浴にも大きな力を発揮します。